トランプ一組を覚える方法:PAOシステム中級ガイド

PAOは各カードに人物・行動・物を決め、連続する3枚から1つずつ取り出して1場面へ圧縮する方法です。まず1枚1画像の変換を速く安定させることが土台になります。
この中級ガイドは、1枚のカードを1つの画像に変える初級システムの次に学ぶ内容です。初級では52枚それぞれを固定した人物・動物・物へ変え、記憶の宮殿へ1枚ずつ置きます。PAOでは各カードを人物・行動・物の3要素へ広げ、連続する3枚を1場面にまとめて、使う地点を減らします。
カードを見ても1枚1画像がまだすぐ浮かばない場合は、初級ガイドで個人的な連想、音、形、スート別カテゴリーから画像を作り、変換を先に練習してください。その直接の結び付きがPAOの3要素を速く取り出す基礎になります。
カードを覚えるとはどういうことか?
シャッフルされた52枚のトランプを順番どおりに覚えるのは不可能に見えますが、原理は単純です。すべてのカードに固定の画像をひとつ与え、その画像を順番に、慣れた場所に置くのです。これは2つの技術を組み合わせています。意味のない記号を鮮やかな絵に変える技術(その核心は数字をすばやく覚える方法にあります)と、その絵を順番どおりに保存する記憶の宮殿です。
ステップ1 — すべてのカードに画像を与える(52枚すべて)
まず、52枚それぞれに画像をひとつ決めます。鮮明で安定したイメージが決まったら、できるだけ固定します。ただし、何度も詰まったり混同したりするものは早い段階で見直してかまいません。52枚をでたらめに覚えるのは大変なので、スートとランクからルールを作りましょう。
- スートで人物のカテゴリーを決めます。たとえば、♠=家族、♥=有名人、♦=スポーツ選手、♣=アニメのキャラクター。
- ランクでそのカテゴリー内の具体的な人物を選びます。たとえば、K♠=あなたの父、A♥=あなたの好きな歌手。
こうすれば、K♠を見た瞬間に、その人物が思い浮かびます。個人的になじみの深い人物ほど、画像は強くなります。
ステップ2 — 記憶の宮殿に、順番どおりに置く
次に、カードを1枚ずつめくり、各カードの画像を記憶の宮殿の道筋の次の通過点に置いていきます。1枚目を1つ目の通過点に、2枚目を2つ目に、という具合です。画像がそこにあるものと激しく絡み合うほど、よく定着します。52枚すべてを覚えるには、十分な数の通過点を持つ宮殿(または複数の宮殿)が必要です。
ステップ3 — 思い出して確認する
頭の中で道筋を歩き、各通過点の画像をカードへと読み戻します。最初は、一組すべてを思い出すのに数分かかってもまったく普通のことです。間違えた地点だけを見直し、短い練習を毎日続けましょう。速さはあとからついてきます。
次の一歩 — PAOシステムで圧縮する
カード1枚につき画像1つが自然に感じられるようになったら、PAOシステムへ進みましょう。PAOは Person(人物)、Action(行動)、Object(物)の頭文字で、すべてのカードにこの3つを割り当てます(人物52、行動52、物52)。
コツは、3枚のカードを1つの場面にまとめることです。1枚目から人物、2枚目から行動、3枚目から物を取ります。たとえば、3枚が順に「マイケル・ジョーダン」「ダンクする」「ピザ」を表すなら、ジョーダンが巨大なピザをゴールへダンクする場面を作ります。17組の完全な3枚組で51枚を表し、最後の1枚は単独で覚えるか、最後の不完全な場面に入れます。そのため一組には約18地点を使います。地点数を減らし、想起を速める助けになります。いきなりPAOに飛びつくのではなく、まずはカード1枚につき画像1つで一組を覚えることに慣れてから進みましょう。
どれくらい速くなれるのか?
一組を覚えるのは最初こそ数分かかります。十分に練習すれば1分を切る人もおり、世界トップ選手は数十秒に達します。そうした速さは、長期の練習とさまざまな符号化システムの改良を重ねた結果です。まずは大切な目標から始めましょう。速く通すことではなく、一組をミスなく最後まで通すことです。
自分で試すには、カード記憶ドリルでカードを見て、思い出した順序を入力し、採点できます。
よくある質問
52枚の画像をどうやって決めればいいですか?
一度に全部覚えようとしないことです。1つのスート(13枚)ずつ、反射的に出てくるまで固めてから、次へ進みます。スート=カテゴリー、ランク=その中の人物、というルールを使えば、本当に新しく覚えるべき量が大幅に減ります。
PAOは必ず使わなければいけませんか?
いいえ。一組を覚えるには、カード1枚につき画像1つで十分です。PAOは、もっと速くしたい、より少ない通過点で済ませたいというときの、次の一歩です。
カードは毎回シャッフルされますが、それでも同じ方法でいいのですか?
はい。カードと画像の対応は固定します。宮殿は再利用前に前回のイメージを消すか、複数の宮殿を交代で使います。1回の試行ではカードの順番だけが変わります。1枚ごとの画像が反射的に出てくるようになれば、どんな並びでも同じやり方で覚えられます。
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